すぎはら眼科医院の診療内容
当院では緑内障、白内障、糖尿病等に伴う眼疾患の治療、定期検診の他、お子様の眼の屈折異常の治療や弱視の治療などに力を入れております。
- 緑内障検診
- 白内障検診
- 加齢黄班変性症検査
- 糖尿病性網膜症検査
- 眼精疲労
- 小児の目の健康相談
- 老年期の目の健康相談
- 弱視・斜視の検査、訓練
- 眼科検診
- 視力検査
- 眼底検査
- 視野検査
- 角膜検査
- 定期検診
- コンタクトレンズ検査 など
当院では緑内障、白内障、糖尿病等に伴う眼疾患の治療、定期検診の他、お子様の眼の屈折異常の治療や弱視の治療などに力を入れております。
人の目をカメラにたとえると、カメラのレンズに相当するのが水晶体です。この水晶体というレンズは直径9mm、厚さ4mm程度の大きさで、凸レンズの形をして全体が透明な嚢(のう)と呼ばれる膜に覆われています。水晶体の中身は透明でたんぱく質と水分で、できています。正常な水晶体は透明なので光を良く通しますが、この透明な水晶体が、色々な原因で濁ってしまうことがあります。これが白内障です。
白内障の発症原因は色々あります。最も多いは年とともに水晶体が、濁ってくる「加齢性白内障」です。これは、老化現象の一種なので個人差はありますが、お年寄りの方に多く見られるわけです。他の原因として、アレルギー皮膚炎方や、糖尿病などの合併症でも。また、アトピー性皮膚炎や糖尿病、、母親の体内で風疹に胎内感染した、先天性白内障。眼の怪我や薬剤の副作用によるものなどです。
初期の場合は、点眼薬と内服薬で症状の進行を遅らせます。
ただ、これは進行を遅らせるだけで、治癒するわけではありません。
日常生活に不自由を感じるようになったら手術を行います。
白内障の手術は事前の様々な検査により適応を調べ可能なら手術を行います。
手術は濁った水晶体の外膜(嚢)に穴を開け中の水晶体を砕いて取り出し、その後の嚢内に人工のレンズを入れるのが一般的になってきました。
ただ、体の状態や他の病気の関係で、手術ができない場合や手術ができても人工のレンズが入らない場合もあります。その場合はコンタクトレンズや、メガネを使って見えるようにします。
普通は点眼麻酔で手術自体は15分~30分程度で終わります。
手術後の管理など考えて3~4日程度入院しますが、最近は日帰りの手術が増えています。ただ、日帰り手術を行う場合でも、手術の翌日以降通院ができる程度の体調の良いことはもちろん、重篤な合併症がないことや、家族の協力が得られるなどが条件になってきます。
手術直後は目を押したり、こすったりしてはいけません。また、充血や目がごろごろしたり、かすみ目などの症状が出ることがあります。これらの症状は1~2週間程度で治ります。手術後3ヶ月間位は炎症を抑えたり、ばい菌による感染を防ぐ為に、医師の指示通り点眼薬を使います。手術の翌日からでも、疲れない程度に目を使うのはかまいません。入浴や、洗顔は1週間くらいは避けてください。
手術後まぶしさを感じる場合もあります。症状が続くようなら、サングラスなどを使うのも良いでしょう。また手術した目を保護する為のメガネもあります。眼内レンズ(手術で入れ込んだレンズ)はピントを合わせる調節力がないので、必要に応じてメガネなどが必要になります。
手術後2週間~2ヶ月程度で視力が安定してきますので、すぐではなく、この時期に自分にあったメガネ等を作りましょう。
緑内障は、何らかの原因で視神経が傷み見える範囲が狭くなる病気で、中途失明の原因の上位に数えられます。
近年の学会で、40歳以上の国民の17人に1人が緑内障であるとの報告があり、そのうちの大部分が自身では気付いていない潜在患者といわれています。また、60歳以上の高齢者に緑内障の割合が高いことも分かっていました。
緑内障は、10~20年かけてゆっくり進行する疾患ですので、早い時期にその進行を止めることが重要です。
緑内障とは眼の中にある房水という液体(血液のかわりとなって栄養などを運ぶ液体)が何らかの原因で外へ排出されず目の中の圧力が上昇するため、目の奥にあるものを見る視神経を圧迫してだんだんと、物が見える範囲(視野)が減っていきます。
一般的に緑内障では、自覚症状はほとんどなく、知らないうちに病気が進行していることが多く見られます。症状はゆっくり進行しますし、視野が狭くなるのも少しずつ狭くなるため目に異常を感じにくいのです。急性緑内障(急性閉鎖隅角緑内障)の場合は眼圧が急激に上昇し目の痛みや頭痛、吐き気など、症状をおこします。この場合は、すぐに治療を行い、眼圧を下げる必要があります。
多くの場合、自覚症状がない緑内障に対しては、やはり早期発見。早期治療が大切です。
検査は、眼圧検査・眼底検査・視野検査の3つに分かれ、どの検査も重要です。
緑内障の治療は病気の進行をくい止めるため、眼圧を低くコントロールすることがもっとも有効とされています。治療法としては点眼薬や、内服薬をもちいる薬物療法と、レーザーで虹彩に穴を開けたり、線維柱帯にあてて房水の流れをよくして眼圧を下げます。
また、房水の流れを妨げている部分を切開して流路を作って房水を流れやすくしたり、房水の産生を押さえる手術をする方法もあります。
日常生活で、特に気をつけることはありません。医師の指示を守り、健康的で無理のない規則正しい生活をしてください。自覚症状がなく気づかないことが多いので定期的に眼科を受診しましょう。治療のための薬は、回数や量を守って使用しましょう。また、薬の中には副作用が現れることがあります。目や、全身に何か変わったことがあればすぐに医師に相談してください。
視野の中心、いわゆる見たいところが見えづらくなる病気です。
欧米人の途中失明の1番に挙げられる病気で、日本人も生活様式の欧米化に伴い発症する人が増加しています。
年齢を重ねるにつれて起こる見え方の変化は、いわゆる老眼によって見えにくくなるだけでなく加齢黄斑変性のような加齢に伴う病気の場合があります。
気になる場合は、すぐに眼科にて検診を受けるようにしましょう。
加齢黄斑変性にはその状態で2つのタイプに分けられています。
網膜色素上皮細胞が萎縮し、網膜色素上皮とブルッフ膜の間に老廃物がたまり、黄斑の機能が低下します。進行が緩やかで萎縮が黄斑のさらに中心部に及ばなければ重度の視力障害にはなりません。
黄斑に溜まった老廃物などが影響して、黄斑の脈絡膜から新生血管という脆い血管が伸びてきてしまう型で血管から血液成分が漏れ出し、黄斑の機能に大きなダメージを与えます。萎縮型に比べ進行が早く、状態によっては決定的な治療法がないため視力障害が残ってしまうことがあります。
加齢黄斑変性には現在これといった治療法がなく、失明しないようにとの処置くらいです。
よって日頃からの予防と、早期発見のための定期健診が大切になってきます。
日本では現在600万人の糖尿病患者がいると推定されています。これは実に40歳以上の成人10人に1人が糖尿病患者であることになります。
ところで糖尿病がなぜ問題かというと、糖尿病が原因で起こる合併症のうち、糖尿病性網膜症が失明原因の第1位になるからです。
糖尿病性網膜症による失明は、専門用語で「中途失明」といい、本来は正常視力があった人が、人生の途中でことに成、壮年期に失明するという意味です。
働き盛りでの突然の失明を引き起こす「糖尿病性網膜症」は本当に忌まわしい病気といえます。
糖尿病性網膜症が出てくるには、糖尿病になってから10年くらいかかることが判っています。
糖尿用にかかってすぐ目に来るわけではありませんし、血糖コントロールをしっかり行えば糖尿病性網膜症が出てくるのを予防することも出来ます。
重症な糖尿病性網膜症になって失明したり、失明の危機に迫っている患者は全糖尿病患者のうち20%位と推定されます。
病気はどれも同じですが、早期発見と早期治療が大切です。早期発見は、定期的な眼底検査により異常がないか検査します。通常の眼底検査では見えない部分も散瞳(※さんどう・瞳を広げる目薬を入れて黒目を大きくする)することで隅ずみまで検査することで自覚症状の出る前に発見します。
また、異常があった場合必要に応じてレーザー治療を行います。レーザー治療は糖尿病で傷んだ網膜の血管を焼くことで出血を防ぎ、網膜はく離を起こしにくくします。
糖尿病は目や、腎臓に症状が出やすいのですが糖尿病性網膜症を治療すれば良いということではなく、糖尿病性網膜症を発症させないために十分な血糖コントロールを行うことが一番大切です。
もちろん糖尿病にかからないために日頃から規則正しい生活を心がけ、食生活もバランスよく摂取することが大切です。
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